ほんの少し前

走るしかないと思っていた

足りないものを補うためにとにかく走った。まだまだキッシーには追いつけない。

「あー、中学の3年間がもったいないぜ。いやいや、僕の努力不足だ。あー、ずっと練習していたいぜ」

そんなことを思いながら走っていた。右足首が痛い。走りすぎると右足首が痛くなる。小3の時に交通事故にあって右足首を複雑骨折して大手術をした。完治してるはずなのに痛くなる。中3の時にも交通事故にあって右足首に灰皿が刺さった。これも完治してるはずなのに。小3、中3、不吉な「3」。次は高3かい?

「あー、オレのカラダがんばれ、今大事今大事」

走って走って強くなってやるよ。こんにゃろう。

ほんの少し前
Author
ぼく

ぼく

日本で暮らす