よくコインランドリーに行ってました。
古いマンションで、築年数は50年くらいで、エレベーターはなくて、住んでたのは4階で、外観も部屋の中も言葉は悪いけどとってもボロボロで、でもすごくしっかりとした作りで、畳の部屋が2部屋と広めのキッチンが縦長にあって窓が壁一面で、網戸はなくて、収納はたくさんあって、でも古くて、あまり綺麗ではなくて、洗濯機置き場も部屋にあるんだけど、排水があまり宜しくなくて、洗濯して排水が始まると洗濯パンから水が溢れ出してきて2回くらい床が水浸しになった、でもコツを掴めば大丈夫なわけで排水途中で一時停止のボタンを押す、これさえ忘れなければ快適なわけで、ボロボロの押し入れをペンキで塗って、壁も塗って、キッチンの収納も塗って、畳をフローリングにして、油まみれの換気扇をとにかく磨き上げて、そしたらすごく楽しい部屋になって、あー、このままおじいちゃんになるまでここに住んで好きなことしてるのも悪くないなとか思ってたんだけど、結婚するってなってたったの2年で引っ越すことになった。
近所の古いコインランドリーが好きでした。
写真を撮ったり、映像を撮ったり。
あの色はあの場所でしか出ないんだろうな、って思います。
そういえば、隣の駅に住んでた友達が自転車に乗ってよく遊びに来てた。きっと居心地が良かったんだろうな。網戸がないから蚊が入ってきそうなんだけど全然入ってこなかったな。なんでだろう。あ、蚊取り線香はしてたか、ワンプッシュのやつ。明け方までよく喋ってた。いやそんなに喋ってないか。僕が映像を編集して一緒に見て、そんな感じでしたね。
部屋は電球を吊るしてました。
その灯りがとても好きでした。
写真ないかな。
ないな。