04
第二部

五十音順

名前の五十音順で、席が近くなることがよくあった。理由はそれだけのはずだった。

彼女がノートの端に何か書いては消すのを、僕は見ないふりで見ていた。声をかける理由を探して、見つからなくて、結局チャイムが鳴った。

好きだと思ったのがいつだったか、うまく思い出せない。たぶん、思う前からもう好きだったんだと思う。

なんていうんだろう
ほんの少し前
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