15
第五部
私

成人式の次の日

次の日、二人で会うことに、特別な意味はないふりをした。喫茶店で三時間くらい話した気がするけれど、何を話したかはあまり覚えていない。

覚えているのは、笑い方だけだ。彼の笑い方は、中学の頃から変わっていなかった。

何かが始まるわけでもなく、その日は終わった。それでよかったと、今でも思っている。

なんていうんだろう
ほんの少し前
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