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第六部
僕

役者としての迷い

芝居の仕事は、年々小さくなっていった。大きな舞台に立てた年より、立てなかった年のほうが増えていた。

同期が辞めていくたびに、自分の番はまだ来ていないだけだと思うことにしていた。思うことにする、というやり方にも、そろそろ慣れてきていた。

彼女のことは、もうほとんど考えなくなっていた。考えなくなったことに気づくのは、何かの拍子にふと思い出したときだけだった。

なんていうんだろう
ほんの少し前
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