子供が二人になってから、洗濯物の量で一日の忙しさを測るようになった。多い日は、たいてい何も考えずに終わる。
妻と子供たちと過ごす夕方は、悪くなかった。悪くないという言い方しかできないことに、たまに自分で引っかかった。
ふと、消しゴムの匂いを思い出すことがあった。理由はわからない。ただ、思い出しては、すぐに忘れるようにしていた。